時が経つの早いもので姿勢調律協会を立ち上げてから13年目を迎えました。これまでサポートして頂いた方々,スタッフの方々に御礼申し上げます。

人の体,心は意外にも姿勢と密接な関係があります。心によって姿勢は変化します。ということは姿勢を整えるだけで心も整います。これは,行動分析学や行動療法などから導き出されるのですが,体の動きによって心は変化するのですね。実際に20年近く, ピラティスやオステオパシーを施してきた中で臨床経験としても,こんなにも姿勢は心を映し出す鏡なんだと多くのクライアントを見て感じてきたことです。

では,姿勢を整えるためには何が必要でしょう?それは,「筋力」です。背骨を支える抗重力筋と呼ばれる筋肉がしっかり発達していないと,重力を浴びる地球上では真っ直ぐ立つ,真っ直ぐ歩く,などあまりにも普通なことさえも困難になっていきます。すると,側湾症や背骨の歪みが起き,重篤な疾患へとつながる要因となる事実を実際にみてきました。これほどに背骨を安定することが大切であるということは,この仕事をして初めて知ったことでした。

現代では,日常の運動が減少していることも事実です。それにより,当たり前に座る,立つ,歩く姿勢が歪んでいる人が多くいることも事実です。それは心にも繋がります。

私自身ピラティスを長年教えていますが,実際に本当に大事なことは,基本の背骨を安定させる筋力が二足歩行で重力を浴びる人間にとって最も重要と考えています。それこそが,地球上に生きる上で最低限の筋力だからです。ですので,まずは,基本の基本に立ち返り,姿勢をもとに戻す筋力を養う。ここで重要なことは姿勢は”良くする”ではなく,”元に戻す”ということです。その基本を改めて実施するだけで,驚くほど気分も良くなり,前向きになり,体もストレッチされ,全身の血流がぐんぐん流れ,疲労も回復します。

健康に関して多くのことが推奨される世の中ですが,私は,姿勢調律,という言葉で姿勢を「元に戻す」ことが一番の健康と考えています。姿勢は良くするものではなく,”元に戻す”です。これによって本来人間のあるべき姿になるのだと思っています。

当協会では,誰もができる姿勢の身に付け方をとてもわかりやすく解説しています。ご興味頂ければ幸いです。

私の願いは,全ての人がいつまでも美しくあるために

です。その願いが紡いでいけることが幸いです。お読み頂きありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。