今回は,姿勢調律を作った経緯をお話ししたいと思います。

元々ダンサーとして活動し,ニューヨークにダンス留学していました。そこで出会ったのがピラティスでした。自分のセルフケアとしてとてもいいエクササイズであると感じ,体幹トレーニングは,ピラティスがとても役立ってくれました。

帰国後,あるショーに出演したのち,奇しくも3ヶ月にも及ぶ腰痛を経験しました。歩くこともままならず,寝返りをうつたびに腰の痛みで起きるほどでした。そこで日常生活をいかに痛みを減らしながら送るかを探し,辿り着いたのが,

姿勢

だったのです。背中を少しでも丸めると腰が痛い,座り姿勢も同様。そして歩く時も歩幅が少しでも開いてしまうと激痛が走るのです。この姿勢を研究していくと,

身体の骨格構造における動き➕身体の重さと受けている重力をいかに地面に逃すか

が鍵となりました。そこで,様々な姿勢を試してみると,関節に従った動きが最も身体を楽にさせてくれたのです。身体というのは,仕組みで動かすことであまりにも快適に動くことができることを知ったのです。

さらに,プラスの効果も現れました。それが,骨盤が閉まり,太りにくくなっていったのです。

姿勢といいますか,骨格をあるべき位置へと向かわせる動きをすると,とにかく痛みが消えます。

8腰痛3ヶ月で学んだ姿勢調律の内容は,腰痛が消えるWストレッチ(飛鳥新社)にて記載されています。https://www.asukashinsha.co.jp/bookinfo/9784864106023.php

それは,ほんのちょっとの角度で変わります。関節を4,5度変えるだけで最も美しい姿勢を生み出し,身体の痛みが解放されるようなことが多々あります。

座り方も同様です。姿勢を整えるということは,まさにピアノの調律のように美しい旋律を奏でるに値するほどの繊細さがありました。それで姿勢調律という名前にしました。

これまでに1万人以上の方の腰痛などを治しています。その中で,もっとこの姿勢調律を広めてほしいというお声を沢山頂きました。もっと沢山の人を姿勢調律を通して元気にできるのであれば幸いなことであると姿勢調律協会を作った次第です。

セミナーやイベントでは,5回ほどのセッションで,腕の上がらなかった方が最終日に,「腕が上がるようになったの!」と大変喜んで頂けました。その時の笑顔は今でも忘れられません。

2024年からは新たに,この姿勢調律を学びたい方へ技術や知識をシェアしていこうと姿勢調律アドバイザー養成を始めます。

ご縁で繋がれる方々とまずは,セルフケア,そして誰かのためにと,健康へのバトンを受け渡していくことができれば幸いです。

姿勢調律アドバイザー養成コース詳細はこちら(開催場所:渋谷区渋谷1丁目)